New York 一人旅 つれづれメモ       2003.5.2〜7

 前回行ったのが、去年の11月、、だから半年ぶり。年に一度の年中行事と化していたNY行きだが、こんなに早く再訪することになったのには訳が。

YAJIKITA on the road の取材で メールで色々とお世話になった 世界のピアニスト!小曽根真さんがNYのジャズ・スタンダードで4Days のライブをおこなうという。しかも魅力的な編成で。こりゃ〜行ってみたいわい。。と ちょうどレギュラーのセッション505の収録が休みになったのを これ幸い、、と それでも航空券の手配を決意したのは あと10日足らず、、という時だった。

こんなにせまって、しかもGW期間中。ダメもとで訪れた旅行代理店。あら。つるっととれてしまった。

行くっきゃないでしょう。 

 5月2日(金)午後1時。自らの運転で車をいつもの駐車場(1日たったの500円×6日♪ただし、連休料金でプラス500円+ TAX )に停めて成田空港に入る。

。。。びっくりした。 ガラガラ。人がいない。閑散としているこんな成田、初めて見た。 9.11テロ直後のときも ここまでじゃなかったのに。

今年のゴールデン・ウィーク期間中、海外渡航者は例年の50%減とか。

SARS の恐怖は こんなにまで、皆を臆病にさせているのだろうか。

SARS蔓延の地域関連の便は ほとんど欠航。シンガポール航空など 軒並み窓口が全て閉鎖されていたのが 痛々しかった。

空港の薬局で つい「細菌も完璧ふせぐ」、、という1枚600円もするマスクを購入してしまった。

今まで マスクなんて風邪のときでも する習慣の無い人間だから、つけるタイミングが難しい。

でも、あまりにも、廻りの人々がつけているので、とうとう搭乗口で装着!

客室乗務員の男性までがつけているのを見ると、事の深刻さに気が付く。

でも、知らぬが仏の事実。じつはJFKに着いて知ったのだった。乗ったNW18便は なんとあの!香港発、成田経由、ニューヨーク行きだったのだ。

どうりで、中国系のお客さんがみんなマスクをしていると思った。。。(ハタッ?!)大丈夫なのか?だいじょうぶ、だいじょうぶ。。

細菌も避けて通る 元気パンツなもんで。

まぁ、JFK空港のゲートを抜けたら、マスクなんて無粋なものは ぱっと外して、二度とかけなかったしね。

 今回は 今までアレンジを委ねていた JTBのパックではなく、友人宅に居候するつもりで、

格安航空券のみを購入。格安、、と言っても、GW料金+空港使用料やらなんだかんだで7万円超。

さらに。。。やっぱり 人の家、しかも何人かでシェアしている家に、、雑魚寝で、、と考えると 友人と言えども気を遣いそうで、出発4日前に ホテルをとることを決意。

「地球の歩き方」に載っていたエコノミー・ホテルを インターネットで検索すると、立地も 部屋の写真も良い感じ。

W4 31st St. Between 5th Av. & Broadway の ホテル Wolcott エンパイア・ステート・ビルのすぐ近く。

なんとスィート(続き部屋)で、ベッドもクイーンサイズ、ヘアドライヤーにアイロン、セキュリティーボックス、

冷蔵庫、TV2台、テレビゲーム、インターネット可能のキーボードまで完備と 古いながらも優れものな部屋!

持参のモバイルPCでのインターネット接続も つるっと繋がり この上なく快適であった!

オマケに 会計がやたら安いので、あとで確認したら、初日&2日目のみ120$で、3,4日目は89$で計算してあった!

ラッキーでした。教訓:一人旅のときは ホテルは自分で取りましょう。

さぁ 順調に部屋まで辿り着き、NY在住の友人と電話連絡。雨がポツポツと降り始める中、ジャズ・スタンダード方向へと向かう。

そう、今回の旅の主目的は 小曽根真さんのジャズスタンダード4デイズのライブを鑑賞すること。

行こう♪と声をかけた皆の都合を合わせると 金曜日がベスト、、ということで、到着するなり のライブ鑑賞となったのだ。

バークリーを卒業後 NY市立大学でジャズを勉強しつつライブ活動をおこなっている友人DJ Tammy が 急なギグが入って中抜けとなり、GIO Studio の友人、知人達と鑑賞。西川さん、めぐみさん、なぎさちゃん、いつもありがとう♪

さて、この日のザ・トリオ。ちょっと変則的な編成だ。

リンカーンセンターのペントハウスで アコーディオンのリシャール・ガリアーノのライブに出演のため、遅れて到着のクラレンス・ペンに代わって、若干24才のロドニー・グリーンが 1セット、2セットのトラをつとめるとのこと。

ロドニーの はじける感性と意外にテクニシャン(ハーリン・ライリーに通じるような)な演奏に感嘆。初日は緊張して固くなっていたんだよ、、と小曽根さんも笑いながら言っていたが、この日の演奏は 自由度を増して のびのびと すごく良い感じ。

また、ベースのジェームス・ジーナスのにこやかにして、優しく激しく、変幻自在。小曽根とあまりにもフィットしている演奏にも つくづく みとれてしまう。

ところが、3セットめ。いよいよ真打ちのペン登場で、 小曽根の選曲は あえて、1stセットと同じ「アジアン・ドリーム」はじめ、3曲も同じものを配したのだった。。。

これで、このザ・トリオが いかに完璧なのかが わかった。

小曽根もペンもジーナスも 音量が最小のミニマムの状態から最大マックスまで 実にダイナミクスが広い。そして、ppp(ピアニシシモ)のときこそ、 実に じんじんと 熱いものが 聴く者に伝わってくるのだ。

その小さな音量のときこそ、最良の音のニュアンスを表現できるというグランドピアノYAMAHA C-7を持ち込んだ小曽根さんのこだわり。店には ちゃんとStainwayがあるというのに。

以前は 自腹を切っても 楽器にこだわり、出来る限り 持ち込んだという。

考えてみれば、他のプレイヤーは通常、楽器は皆自前。持ち運びは大変だけど、自分でコンディションをコントロールできる。が、ピアニストはそうはいかない。

毎回、お見合いをしているようなものですよ、、と言っていたピアニストもいたっけ。思うように鳴らない。。。大変なストレスを感じながら、演奏をすることも多々あるんだろうな。

それを自ら変える。モーツァルトのように どこにでもマイ・ピアノを持ち歩ける環境になればいいね。いつかは。

ともあれ 聴衆には計りかねる そんな細かい気配りも実は底辺にあっての 圧倒的な演奏が そこには繰り広げられていた。

テクニックとか 感情の高まりとか そんなことを超越した 見事な正三角形で成り立っている ピラミッドのような3者のバランス感覚。

信頼、つちかってきた見事なコンビネーション。インタープレイ。

日本の彼のライブで 常々感じていた包み込む愛。聴いているだけで込み上げる絶対幸福感。それを最大に増幅してシャワーのように浴び続けた数時間だった。3セットすべて入れ替え制の超満員。同じ席に居座って聞き続けた。 ほんとに。来て良かった。

8月に日本に この最強のザ・トリオでやってきます。小川は どうやら、8/2の天童ジャズ・ミーティングでご一緒できそう♪

暑い熱い真夏のジャズ、たくさんのかたと 小曽根さんのザ・トリオのオーラに 酔いしれたいものだ。。。

 
大好き&リスペクトの友人めぐみさんと この日彼女の誕生日♪  小曽根さん その節は神戸の美味しい焼き鳥やさんを教えてくれてありがとう

小曽根さんのHPフォーラムご常連の皆さんが6人も それぞれ現地入り。一緒に写真を撮ったり和気藹々と楽しみました。

                   小川の前は 世界的ベーシスト中村健吾さん 日本ツアーからNYに戻ったばかり

 2日目。

5月3日。土曜日でヤンキースタジアムで松井を応援する、、という手もあったのだが、この日しかない、、とぶらぶらお買い物へ。

でも。結局、自分のものはあまり買わなかった。友達と一緒だと なんだか燃えるのに、あぁもういらない、、って感じで。

その分、夜のライブ鑑賞へ情熱を注ぐ今回のNY行。夜8時スタートのコロンビア大学のホールでおこなわれる ウィントン・マルサリス率いるリンカーンセンター・ジャズ・オーケストラとアフリカン・パーカッションとの共演とのコンサートを観る。

学生のためのセミナーの後 おこなわれたためか、値段も20$と安めの設定。

つい数日前、日本は六本木のSTB139で 中村健吾さんのツアーで来日していた姿を観て聴いたばかりの アルトサックス奏者ウェス・アンダーソンや 一緒に山形鶴岡へ旅したドラマー、ハーリン・ライリーとも再会できて幸せ。


コロンビア大学前で ウェスと 大きな体に 圧倒されそうだけど
気さくで優しい彼 友人Tammy と一緒にギグする日も近い?

良いコンサートだったねぇ、、と 友人Tammy と話しながら 次なる目的地93丁目の「クレオパトラズ・ニードル」へ向かう。

途中、美味しそうなレストランを見つけて、夜中の12時にステーキをシェアして食べた私達。丈夫な胃です。美味しかった♪

満腹になったところで、クレオ〜に到着。

そこで、どんなことに遭遇したかというと、、、! 詳しくはまた次回へとつづく。。。

ヒントは↓この写真

Part2 ちょこっとだけアップしました。。。(5/15)