10月 5日収録 10月12日(日)放送 10月17日(金)再放送

宮地傑NEW4TET

宮地 傑(ts)、天野丘(g)、池田聡(b)、橋本学(ds)、スペシャルゲスト:石川雅康(perc)

<NEW4TET>
2002年に結成した、宮地リーダーの第3のバンド。ギターの天野丘と数年かけて温めて来た「ジャズの決まり事の解体&再構築」(ソロの境目を無くしたり、リズムの捉え方や各楽器の役割を変換する事)を実践するカルテット。一世代若い、活きのいいリズムセクションが怒涛の如く盛り立てる。2003年8月、アルバム・リリース

JAZZをもっと新しく、もっと面白くをモットーに、固定概念を排除し、様々な束縛から解き放たれて尚、美しくある事が出来るかを探求。複数楽器の同時ソロも有り!ベースソロのバックでサックスが伴奏するのも有り。形どおりのジャズを演奏するというよりは、お互いの音を出し合う事によって生まれる、偶発的な美を追い求めた即興音楽というのが正しいかも。
 このバンドではジャズのスタンダードをよく演奏しますが、宮地傑としては、「アメリカのフォークソングを題材として取り上げる」といった感覚で、その曲が生まれた時代背景や当時の雰囲気などを表現するつもりはない。いかに現代的な感覚でみんなが演奏できるかが重要とか。 スタンダードを取り上げる理由は、宮地がその曲が好きだからと言う単純な理由と、お客さんに、知ってる曲で他のバンドとの演奏を聞き比べて欲しいという理由から。 アメリカ、特にNYスタイルの演奏を取り入れた演奏家は多い。伝統を重んじて、その形式美を追求する演奏家もこの世の中には無くてはならない存在。NEW Quartetはそういうスタイルとは対照的ではあるが、伝統を全く無視するわけではなく、敬意を払いながらも新しいスタイルを追求するバンド。

演奏曲目:(解説は 宮地さんのHPより)
M1 “UNCONSCIOUS DECISION“
 作曲:宮地 傑
人生の岐路に立ったとき、人は当然迷うわけですが、実は既に答えを自分の中に持っているくせに、それとは逆の行動を起こしてしまったりして、最終的には自分の最初の直感が正しかったような気になる・・というような感じの曲です。この曲は4つのパートに分かれています。静かな「岐路に立った場面」、不安で激しい「苦悩し葛藤する場面」、安定したスイングの「答えを見つけ出した場面」、そして最初と同じ「直感に従う場面」・・・です。

M2  “Hot Stuff”  作曲:宮地 傑
ニューオリンズ・ファンクの曲で、お祭り的な踊れる曲を目指して作りました。悩みなんか忘れて今夜は騒ごう!って曲です。M1とは対照的な曲。石川雅康のコンガが色を添えてくれています。

M3   “FORTUNE COOKIE” 作曲:宮地 傑
アメリカの中華料理店で会計の時におまけでくれる、おみくじ入りの小さなクッキーの事で、もらうとチョッと嬉しくなります。日常生活でのほんの些細な幸せに感謝するキュート(?)な曲。でも、実は6拍子と7拍子が交差する変拍子だったりします。(笑)

M4  “.La Noche Misteriosa” 作曲:宮地 傑
「神秘的な夜」という意味で、アルゼンチンの名匠ピアソラに捧げて作ったタンゴ風の曲です。僕はクアドラというサックス四重奏団に参加してるのですが、そのバンドでピアソラの曲を取り上げたのがきっかけで、現代音楽的なピアソラのタンゴに魅了されるようになりました。池田聡が弓で弾くベースをフィーチャーしています。

M5  “Fragments Of Memories” 作曲:宮地 傑
東京の山手線の人身事故で電車が止まり、渋谷駅で埼京線の終電に乗り換えた時に、あまりの乗客数に圧死しそうになり、色んな過去の思い出が走馬灯のように浮かびました。(笑)東京の目まぐるしい速度の生活や殺伐とした日常、そういうクレージーな都会人の日々を音楽にしてみました。かなりロック色の濃い演奏です。天野丘のギンギンのロックギター&橋本学の超テクのドラムに注目!

M6  “LA SENORITA VESTIDA DE AZUL (A LA PLAYA)” 作曲:宮地 傑
キューバの海辺を青いサンドレスの女性が歩いてるのを、「いいねぇ」って言いながら眺めてる自分を想像して書きました。ちょうど「イパネマの娘」のジョビンの気持ちで。ラテン音楽の「ボレロ」を意識して書きました。初公開の天野丘のアコースティック・ギター、石川雅康のボンゴがラテン・フレーバーを引き出しています。

アンコール:“EASY TO LOVE” 作曲:COLE PORTER
コール・ポーターの名曲で、これを題材にNEW4TETが結成当初から挑戦している、「JAZZの決まりごとの解体&再構築」を行っています。基本的にはテーマとソロ、ソロ→ソロの境目を無くし、ソロ自体も、全員が自由に音を出し合うという形でバップ・エラの「各人のソロでテクニックや個性を競う」というやり方ではなく、バンド全体が協調し合い一つの大きな流れのインプロビゼーションを展開する・・という方法論です。

メンバー プロフィール:

宮地 傑(ts)
みやじすぐる(ts,ss,composer)
1965年
12月15日兵庫県神戸市生まれ。ジャズ好きの両親の影響で、幼少よりマイルス・デイヴィス(tp)やアート・ブレーキー(ds)等を聴いて育つ。6歳でエレクトーンを学び、15歳でアルト・サックスを始める。この頃より、小曽根啓にサックスの手解きを受け、氏の紹介により関西でプロ活動を開始。
90年1月に 関西学院大を中退し、小曽根氏の推薦によって米国・ボストンのバークリー音楽大より奨学金を得て、同大入学。様々なセッションやギグを体験する。この頃、ジェリー・バーガンジ(ts)に弟子入りし、氏の即興演奏メソッドを全て習得。またタイガー大越(tp)と親交を深め、大いに影響を受ける。
93年同大パフォーマンス科卒業。NYに移り住み、音楽活動を開始。エブリン・ブレーキー(vo)、ティト・プエンテ(timb)、ブルース・バース(p)、ホルへ・ロッシー(ds)、ジョン・ステッチ(p)、井上陽介(b)、中村健吾(b)等と共演。バードランド等のライブハウスに出演。
95年ローカル・ロックバンド「RADIOLA」で初レコーディング。その他ラテンバンドでもレコーディング。
96年VISAの関係で日本に帰国、首都圏で活動開始。向井滋春(tb)、大森明(as)、バイソン片山(ds)、池田芳夫(b)等、ベテラン・ミュージシャンと共演を重ねる。
98年小林陽一(ds)のディレクションによるキングレコード「ジャズ新鮮組」で若手注目株の一員としてメジャー・デビュー。同企画でNHK・FMに初出演。
2000年に初リーダー作「ウェザー・アイズ」、2001年にセカンド「フューチャー・スイング」をリリース。NHK[セッション505」などラジオ、TVで演奏が放送され、アルバムはjazz life誌やSwing Journal誌に取り上げられ、好評を博す。レコーディング・メンバーの宮地傑5で、東北、北陸、関西など大掛かりなツアーを2度にわたり行う。
2002年サックス四重奏団QUADRAで初のライブ・レコーディング、この年に東北ツアー、翌年は中部、更に関西〜九州〜四国ツアーを行う。柴田敬一(p)5で任天堂ゲーム・ソフト「どうぶつの森」のCM、翌年QUADRAでCSアニメ「シンデレラ・ボーイ」(モンキー・パンチ作)の挿入曲のレコーディングなど、スタジオ・ワークを経験。
2003年 高瀬龍一(tp)グループで2度目のライブレコーディング。同バンドにてNHK「セッション505」に個人としては通算4度目の出演。自己のバンドNEW4TETがCD「ビー・ウォーター」をリリース、本州を多く網羅したツアーを大々的に行う。
『Be Water/Sguru Miyaji NEW4TET』WNCJ-2126  定価¥2,800 2003/8/20 Release
2002年2月に結成し、とことん「やりたい事」にこだわって演奏活動をしてきたNEW4が、
JAZZを始め様々な音楽に対する愛情と新しい方向性を前面に打ち出した力作!
レコ発ライブ&ツアー
 NEW4のCD発売を記念して、大々的にライブ&ツアー
10/8 阿佐ヶ谷 マンハッタン 03-3336-7961
10/11 北千住 バードランド 03-3888-1130
10/24&25阿佐ヶ谷 ジャズ・ストリート(会場:「ラピュタ」) 03-3336-5440
東北ツアー
10/17 いわき TURF 0246-23-4628
10/18 山形 蕎麦処「庄司屋」(主催:OCTET) 023-622-1380
10/19 気仙沼 ヴァンガード 0226-22-6411
10/20 盛岡 すぺいん倶楽部 019-654-2055
10/21 弘前 めん房「たけや」(主催:UNION) 0172-36-8938
10/22 秋田 キャット・ウォーク 018-832-6699
名古屋〜関西〜広島ツアー

11/14 津島 くれよん 0567-25-3272
11/15 名古屋 JBスタジオ 052-693-1966
11/16 神戸 さりげなく 078-331-9762
11/17 神戸 ビッグ・アップル 078-251-7049
11/18 広島 サテンドール 082-241-0693
11/19 調整中
11/20 新大阪 パクス・グルーヴ 06-6394-6162
11/21 神戸 グッドマン 078-392-1253
11/22 芦屋 レフト・アローン 0797-22-0171
宮地 傑さん公式サイト
http://homepage1.nifty.com/noizz/



天野 丘(あまの たかし)エレクトリック&アコースティック・ギター

 1963年6月25日生まれ。AB型。中学生の頃よりギターを始め、その後Roots音楽院で沢田 駿吾氏に師事。後に三好 功郎氏のアシスタントを勤めながら、自己のトリオを結成。首都圏ライブハウスで、演奏活動をスタートする。今までに、鈴木 勲(b)ファミリー、井上 淑彦(Ts)、大友 義雄(As)福井五十雄(B)、塩本 彰(G)スモール・オーケストラ、小島 のり子(fl)、仲宗根かほる(Vo)、等と共演。
 現在は宮地 傑(ts)NEW4、また自己のオリジナルを表現の核とするグループ「天宮プラス」、そして、天野(丘)=林(正男)=小山(彰太)トリオ、このグループでは天野のオリジナルを中心にスタンダードまで幅広いレパートリーをカヴァーする、トリオならではの表現を目指す。「天宮プラス」は、2001年12月19日「天宮/ファースト」でメジャー・デビューを果たす(ポリスター/JAZZ BANKより発売)。また、日本工学院八王子専門学校コンピューター・ミュージック科では、音楽理論、作編曲の講義を持ち、後進の指導に当たっている。
天野 丘さん公式サイト
http://www.rivo.mediatti.net/~amaq/



池田 聡(いけだ さとし)ベース
 1970年5月20日生まれ。神奈川県出身。父はベーシストの池田芳夫。ジャズピアノを高瀬アキ氏・弘勢憲二氏に師事。
 平成9年、アサヒグラフ11月21日号TOKYO NIGHT CRUSINGのコーナーに自己のグループのライブのもようが紹介される。
 平成10年、埼玉県教育委員会の教育映画「明日にスイング」にて演奏および演技指導を担当。同年5月、FM西東京出演。
 平成11年2月、初めてのベースソロライブを行う。
 現在、自己のグループ・ソロの他、滝本博之トリオ、早川由紀子、飯野工、六角幸生等さまざまなセッションに参加している。
池田 聡さん公式サイト
http://www1.odn.ne.jp/~cfm62880/satoshi.htm


橋本 学
(はしもと まなぶ)ドラムス

 1976年2月28日兵庫県生まれ。中学校の吹奏楽部にてドラム及びパーカッションをはじめる。
 横浜国立大モダンジャズ研究会にてジャズ・フュージョンのコンボ活動をはじめる。
 大学卒業後プロとして活動を開始、都内及び関東近郊のライブハウスにて活動中。
 1998年ドラムマガジン主催ドラムコンテストでトシ・ナガイ賞受賞。
 2001年横浜ジャズプロムナード・コンペティションで、西本康朗カルテットにてグランプリ受賞。


ゲスト:パーカッション:石川 雅康
<Bye-Ya>2002年結成。思いっきり楽しめるラテンジャズ!石川雅康のリーダー・バンド。
キューバ系のサウンドを目指しているのだが、宮地が提供した曲は、メンバー曰く「アメリカ・ウエストコースト系」だそうです。勉強不足ですみません。個性派メンバーが揃っている中でも、キューバ留学を繰り返すあびる竜太は、他の宮地バンドでは絶対見せない様な溌剌としたプレーを見せる。「くそ難しい音楽は嫌い」だそうです。(笑)
<メンバー>石川雅康(Leader,conga)、中里たかし(co-Leader,timb)、上石オサム(tp)、あびる竜太(p)、小泉哲夫(b)

小川から:
ジャズの決まり事をいったん無くし、再構築する、、、簡単そうで難しいことを これでもかと 色々な楽曲で見せて魅せてくれた宮地さん。毎回、アプローチが違って楽しいです。実は このセッション505収録前に、とあるトーク番組に宮地さんと天野さん、お二人をお招きして様々なお話を伺ったのですが、信頼しあい、高めあっている様子が伝わってきて最高でした。
このメンバーで 東北、関西へツアーします。是非、生でその自由でもっと面白くもっと新しい音楽表現、味わってみてくださいね♪

 
終了後の記念撮影。。。普通じゃつまらん、、と リーダー宮地さん自ら配置、構図まで考えてくれました。
ご陽気ざんしょ〜♪
で、小川の役柄は いったいなに??


会場にいらっしゃったかたの感想;

宮地傑ニューカルテット 投稿者:冬ちゃん  投稿日:10月 6日(月)08時37分41秒
宮地 傑ニューカルテットの収録に参加しました。超絶技巧の宮地さんのサックスと天野さんのギターのバトルと、バックの若手の新鮮な演奏がマッチし、しかもフュージョン系あり、ラテン系ありと一曲づつ雰囲気が異なり、オリジナル曲ばかりでしたが心浮立つ一時間でした。2年前の春の収録ではビッグバンドの曲を大胆に編曲した演奏が中心で、収録2時間前に前回の演奏を再度聴き復習して参加しましたが、全く異なる流れで、あっけにとられたというのが実感です。冬のアンコール曲特集で是非、イージー・トゥー・ラブをお願いします。
もこさんの最初のトークで出てくる毎回の旅の話しは本当に楽しそうで、羨ましい限りです。今回話題にでた小曽根真さんの演奏を505スタジオ是非聞いてみたいですね。