12月3日収録

藤家虹二オールスターズ


藤家虹二(ふじか こうじ)(cl) 板垣誠(いたがき まこと)(vib) 
峯野祐次(みねのゆうじ)(p) 伊藤潮(いとう うしお)(b) 
海老沢一博(えびさわ かずひろ)(dr)
ゲスト 高橋達也(たかはし たつや)(ts) 杉村彰(すぎむら あきら)(tp)    潮先郁男(しおさき いくお)(g)

セッション505
藤家虹二オールスターズ

【収録】 平成12年12月3日(日) 17:00〜18:00 CR−505
【放送】 FM:平成13年1月 6日(土) 21:00〜22:00
     HD:平成13年1月26日(金) 26:00〜27:00
【出演】 藤家虹二(ふじか こうじ)(cl) 板垣誠(いたがき まこと)(vib) 峯野祐次(みねのゆうじ(p) 伊藤潮(いとう うしお)(b) 海老沢一博(えびさわ かずひろ)(dr)
ゲスト 高橋達也(たかはし たつや)(ts)  杉村彰(すぎむら あきら)(tp)
    潮先郁男(しおさき いくお)(g)

【司会】 小川 もこ

タイトルコール(6mm)
"Welcome to the Session, tonight featuring ……"

オープニング・タイトル・テーマ
TM C Jam Blues(1'〜1'30")

クラリネット奏者、藤家虹二さんのグループ。日本のクラリネット界の重鎮として、クラシックはもちろんのこと、歌謡曲、テレビドラマからジャズまで、ありとあらゆるジャンルで活躍されています。グループも今年で結成、なんと42年目!
前半は、そのレギュラークインテットで、そして、後半は、すばらしいゲストをお迎えして、オールスターズとして、スイングジャズの真髄を届ける1時間。

演奏曲目:
M-1  My Blue Heaven(Walter Donaldson)
  
(元は、ジーン・オースチンが歌った歌。
    同タイトルの映画(49年)で、ダン・ディリーとベティ・グレイブルも歌っていた。)
M-2  Old Rugged Cross(George Bennard)
(賛美歌)
M-3 My Sweet One(Kouji Fujika)
M-4 I've Found A New Baby(Jack Palmer/Spencer Williams)
   
(スイングジャズの名曲。日本語タイトルは「いい娘を見つけた」)
M-5  Benny's Bugle(Benny Goodman)
M-6  A Smooth One(Benny Goodman)
M-7  Royal Garden Blues(Clarence Williams)
   
(ディキシー派の定番曲。近年は、ブランフォード・マルサリスも演奏)
M-8 Double Walk(John Carbie)
M-9 Blue Lou(Sampson Mills)
M-10 Good Bye(Gordon Jenkins)
   
(ベニーグッドマン楽団のクロージングテーマとして有名。彼の伝記映画でも(55年)クラリネットが別れのもの悲しさを見事に表現している演奏が効果的に使われていた。)

アンコール曲  Rose Room(Art Hickman)

メンバー紹介:

 
リーダー ・クラリネット
藤家虹二(ふじか こうじ)
1933年9月2日 広島県福山市出身。
東京芸術大学・音楽部器楽科 首席入学、首席卒業。
東京芸術大学在学中よりジャズ界に身を投じながらも、その間1956年に毎日音楽コンクールが第25回を記念して新設された「管楽器部門」で第1位を獲得。その頃よりジャズとクラシックの両棲、、と呼ばれるようになった。1962年「ヘルシンキ平和友好祭」におけるコンクールで入賞。スィング王ベニー・グッドマンに傾倒し、スィングジャズ一筋に演奏し続け、平岡精二クインテット・セクステット〜池田操とリズムキング〜南部三郎クインテットを経て、1958年藤家虹二クインテットを結成。この間、音楽監督・プロデューサー、作編曲、著作、執筆などの活動を続ける。
1988年より、福祉機関への寄付を目的とした「藤家虹二チャリティーライブ」を10年連続開催。1989年L.A.ジョアンソンフォードシアターでの「ブルーノート50周年記念ジャズフェスティバル」に日本人唯一のグループとして招待され出演。
1997年アマチュアを対象に「文化放送ジャズヴィレッジクラリネット教室」が開講され後進の指導にあたる。同年夏CD「藤家虹二プレイズB・グッドマン」が名誉ある「エール大学 B・グッドマン・ライブラリー」に収蔵される。一九九九年一〇月アルソ出版より発売の「ザ・クラリネットライフ」で藤家虹二執筆によるクラリネット奏者のための日本初のジャズ講座(CD付き)が連載される。1998年には藤家虹二クインテット40周年を機にタイトル「We Love Clarinet」のコンサートの開催、CD制作を続けている。


ドラムス 海老沢一博(えびさわ かずひろ)
1944年10月24日生まれ。1965年スマイリー小原とスカイライナーズでプロとしてデビュー。以後多数のビッグバンドに参加し、日本を代表するビッグバンドドラマーとして腕を磨き、数多くのコンサート(東京音楽祭他)、TV番組(サウンドインS、萩本欽一のスター誕生、NHKレッツゴーヤング、TBSレコード大賞 等)で活躍。
又、スタジオでは 数多くの歌手のレコーディングドラマーとして参加。(「君といつまでも」「希望」「横浜たそがれ」など)1970年頃より自己のグループを中心に、佐藤充彦、宮本直介カルテット等でコンボジャズ、ラテンリズムの研究に努め、再び ビッグバンドの雄、高橋達也と東京ユニオンに参加、強力なドライブ感とシャープなスィング、音色でナンバーワンビッグバンドドラマーの名を確立した。現在は自宅の教室にて若いドラマーの育成に力を注ぐ傍ら、全国アマチュアビッグバンドのクリニックも務めている。演奏は 竹内直、坂井紅介、椎名豊、荒巻茂生、高橋達也スペシャルビッグバンド、伊藤君子グループ等に参加、多彩な活動を続けている。趣味:海釣り、水泳

 
ベース  伊藤潮(いとう うしお)
高校時代よりベースを手がけ、故・原田長政氏にジャズを、江口朝彦氏にクラシックを師事する。
成蹊大学・経済学部在学中よりプロ入りし、以後多くのミュージッシャンと共演。
1996年藤家虹二クインテットに参加。


ピアノ  峯野祐次(みねのゆうじ)
東京芸術大学・作曲家で6年学び、ついに卒業しなかった異能の持ち主で、オリジナリティーをしっかりもったプレイヤーである。1995年藤家虹二クインテットに参加。


ビブラフォン 板垣誠(いたがき まこと) 
高校時代に村瀬裕子氏にマリンバを、故・木田高介誌にヴィブラフォンを師事する。日本大学・経済学部在学中からプロ入りし、自己のグループで活動。以後多くのミュージッシャンと共演。
1999年藤家虹二クインテットに参加。

ゲスト 

ギター      潮先郁男(しおさき いくお)
1933年生まれ。大阪市豊中市出身。1961年に上京し、平岡精二クインテットに参加。その後、中村八大クインテット、松本英彦カルテットを経てフリーになり、八木一夫、北村英治、世良譲、藤家虹二 他多くのミュージッシャンと共演。彼が参加したリズムセクションは急に活力を得るから不思議である。自己のギタースクールで後進の指導にあたっている。


トランペット   杉村彰(すぎむら あきら)
高知県出身。中学校よりブラスバンドでトランペットを始める。19歳で地元高知でプロ入り。その後上京し、レッドハットオーケストラ、東京ユニオン等のビッグバンドを経て、薗田憲一とデキシーキングに入団。キングスには7年在籍し、デキシー界ナンバーワントランペッターとして注目される。その後フリーとなり同時に小原重徳とニューオータニジョイフルオーケストラのリードトランペットとして迎えられ、NHK「ザッツミュージック」等で活躍する。
現在、1983年結成の自己のコンボ「スィングキャッツ」で活動、1993年初のリーダーアルバム「サムシングウォーム」、99年「キャンディ」をリリースし好評を博している。

 
              

 
テナーサックス 高橋達也(たかはし たつや)
1931年12月27日山形県鶴岡市生まれ。51年プロデビュー。61年海老原啓一郎とロブスターに参加。64年に発足した東京ユニオンに参加、66年4代目リーダーとなる。77年、新進アレンジャー、三木敏悟を起用し、「北欧組曲」を発表しスィングジャーナル誌ディスク大賞《日本ジャズ賞》を受賞、翌78年にはスイス・モントルー・ジャズ祭に招かれ、絶賛される。更に東京ユニオン時代には、米モンタレージャズ祭出演、米西海岸コンサートツアーを実施、86年発表のカウントベイシーに捧げた「キーピングアウト」が再度《日本ジャズ賞》を受賞し、高橋達也個人も[第12回南里文雄賞]に輝く。スィング・ジャーナル誌読者人気投票「ビッグバンド部門」では78年以来11年連続のポール・ウィナーに輝いている。
 ソロ・プレイヤーの活動は「インプレッションズ・高橋達也3+猪俣猛3」「ストレート・ノーチェイサー・西直樹ミーツ高橋達也」「ライト・イナーフ/高橋達也クインテット」などが特筆される。
平成元年11月、急病により緊急入院、同年12月をもって東京ユニオンを解散。8ヶ月の闘病の末、全快し、平成2年7月復帰パーティー開催とともに、テナーサックス奏者としてジャズ界に復帰、高橋達也セプテットをメインに、コンボ、ソロなどで ステージ、ライブハウス、放送に活動。
 平成4年11月復帰後初のリーダーアルバム「シークレット・ラブ/高橋達也クインテットを発表し、新しくは「セニョール・ブルース」をリリース。
93年より「下丸子JAZZ倶楽部」をプロデュースし、8年目を迎え多くのファンに指示され現在にいたる。
            

一言:
ベニーグッドマン・ストーリーという映画が ジャズ体験の最初だった小川にとって、クラリネットでのスィングジャズ、、というのは、まさに母なる大地、心安らぐ原点ともいうべき世界なのです。
実は 最初にジャズを好きになったのは云々、、と藤家さんにそのことを申し伝えましたら、いきなり手を固く握られました。「嬉しい」って。藤家さんにとっての心のアイドルはB・グッドマン。いやぁクラリネットの音色は良い!冗談を散りばめながら、この楽器の魅力を語って下さっているインタビューコーナーをお聞き逃しなく。リハーサルはかなり念入りに、豪華フロントゲスト陣も真摯に臨んでいらっしゃいました。
本番も滞りなく進行、今までのセッション出演では、いつも時間はぴったり収めてきた、、という藤家さん、ところがところが、、、タイムキープの時計が見えにくいのよねぇ。。。
ジャスト1分早く終わってしまい、ちょっとあせりましたが、メンバー紹介もう一回しているうちに めでたく終了。安堵の溜息ののち、アンコール曲をたっぷり聴かせてくれました。
スィングジャズは21世紀も大事に残していきましょうね。


スタジオにいらっしゃったかたの感想:

●It's So Funny(95) 題名:心地よいスイング感で身も心もマッサージ

12月3日収録の藤家虹二さんのオールスターズ、(藤家さんのトークも含め)心地よいスイング感で身も心もマッサージしていただいたという感じです。 往年のジャズファンの方々も多数応援につめかけてらっしゃったようですね。(^^)  ピアノとビブラフォンがユニゾンするとあんなに気持ち良い音になるんですねぇ。 後進へのメッセージとして、基本が大事ということを 仰っておられましたが、何の職業であれ何かで飯を食べていこうとするには基本が大事なんですね。 藤家さんのような方が諭 すと説得感ありますね、言葉の重みと申しましょうか。 ちなみに、楽屋に戻られる前の最後の一言は良かったですね!

投稿日 : 2000年12月3日<日>21時48分/東京都/男性