富山市内呉羽山から 立山連峰を望む 市街地の向こうに冠雪した屏風のような山々、、いと美し

「YAJIKITA on the road 」
富山県〜高岡@
2002年11月30日 第9回

今回は、“冬の日本海!”“日本海は越中!”“越中と言えば”富山!を旅します。
私、小川もこにとって富山は100回以上も行っている第二の故郷なのです。

なんといっても冬の富山は、新鮮なお魚が美味しいというわけで、YAJIKITA的、オススメの冬の富山から…、
富山市北西部の2都市、「高岡」と「氷見」をお送りします。

まずは、高岡。
「高岡」の地名は、詩経の一節『鳳凰鳴けり彼のに』に由来しています。
加賀藩2代目藩主 前田利長公が400年前に開き、鋳物の生産が今なお、伝統文化として受け継がれている歴史のある地。

そして氷見。富山湾随一の氷見漁港を有し、キトキトな海の幸が最高!これからの季節は寒ブリが美味です!
(ちなみにキトキトとは“活きがいい”という意味ね♪)

< BGM IN 〜路面電車〜>

聞こえてきたこの音は…?そう、高岡駅の北側をゆっくりと走る姿が郷愁を誘う、路面電車…、『万葉線』

万葉線の名前の由来は、奈良時代、大伴家持が越中国主としてココ高岡の地に赴任し、200以上の歌を詠んだことから、「万葉のふるさと」としても知られているところからきています。

まずは…、「NHK大河ドラマ〜利家とまつ〜」で一躍脚光を浴びたお寺、『瑞龍寺』から今回の旅をスタートします。

この「瑞龍寺」は、前田利家の息子、加賀藩二代藩主、前田利長の菩提寺で加賀藩120万石の財力を如実に示す江戸初期・禅宗に典型的な寺。
国の重要文化財である総門と国宝の山門、仏殿、法堂が一直線に並ぶ姿は、圧巻の一言…。

バーチャル体験は こちらの 瑞龍寺のHPへどうぞ
http://www.jeims.co.jp/zuiryuji/

そこで、副住職の四津谷道宏さんに前田利長が広めた高岡の歴史、そして、知られざる瑞龍寺の秘密を時に一人芝居も絡めて楽しく、分かりやすく紹介してもらいました。

瑞龍寺の副住職 四津谷道宏さんに高岡の歴史、そして、前田利長によって計算尽くされ、建てられ、城郭風とも言えるこの瑞龍寺の秘密を語って頂きました。


* ホントおしゃべりが大好きな副住職です。
* 実は「適当にカットしてください」と言いながら1時間もしゃべってくれました♪
* 本尊が徳川家康の日光東照宮に向かって建てられた本意は?この話には一同感心しきり。。

「高岡」は、日本一の銅器・漆器の町でもあります。
前田利長は、城下町発展のために鋳物師を呼び寄せ、産業の振興を図りました。
その文化は脈々と受け継がれ、400年経った今、日本一の鋳物産地として息づいています。

全国各地の銅像・お寺の梵鐘…などは、よく調べると、高岡産のものが数多くあります。

富山県の北西部の町、高岡は、鋳物発祥の地でもあります。

第二次大戦後、高岡の鋳物産業は アルミ鋳物を生産の中心にすえ、大工場による生産方式へと発展しました。

しかし、旧き良き高岡鋳物の歴史を残し、江戸時代の町並みを保存する地区もあります。
その文化が色濃く残っている町並みが、金屋町

千本格子の町並みと、銅片の敷きこまれた石畳が残っている金屋町を歩くと…、400年の歴史を感じることが出来ますよ。

金屋町・町つくり推進協議会 会長 新保昭一(しんぼ しょういち)さんに お話を伺いました。

* やはり、高岡の方は、前田利長公は尊敬しているんですね。

* 鋳物産業は、高岡銅器として受け継がれ、その鋳物技術からアルミニウム産業が発展!

ドイツの(BBS)ベー・ベー・エス(あの!フェラーリですよん♪)の強靭で高精度なアルミホイールは、実は富山で造られているのだ!

* 高岡大仏は、奈良・鎌倉の大仏とともに日本三大仏の1つ。。。。
仏像の高さは8.03メートル、重さは13トンで、台座を加えた高さは15.4メートルあります。
高岡大仏は、その大きさにおいてだけではなく、焼き型重ね吹きという技法を用い、高岡鋳物の伝統の粋を集めて製作された点においても、高岡のシンボル的存在です。

* 他にも…。「なべ祭り」というのが1月中旬に行われ、日本一の鍋でカニをはじめ日本海の新鮮な魚介類を煮込む豪快な冬の富山を代表するイベントがありますが。。。

今回はここにおじゃましました。
金屋町(かなやまち) 

高岡市HPより

高岡鋳物の歴史を残し、江戸時代の町並みを保存する金屋町で、今なお、高岡銅器を作り続けている職人、高岡銅器伝統工芸士、神初宗一郎(じんぱち そういちろう)さんに高岡銅器について、その魅力、その想いなどをお伺いしました。

* この道、40数年という神初さん…。
* 土選びから、型作り、研磨…など銅器つくりの全ての工程を自分でやっているなんて驚き。
* 銅器には銅の他に、亜鉛、スズ、鉛なども入れるとその色合いや輝きが変わってくる。
* 息子が跡継ぎ…。
* 作品は、火鉢、風炉、茶器、仏具まで幅広い…。

ここに 神初宗一郎さんのお孫さんが書いた 素晴らしい作文があります。読んでみてね。

さて。。。そんな取材を終えて 

旅の疲れを癒す最適なところと言えば…、温泉。
富山の温泉と言えば…、黒部峡谷のトロッコ鉄道の玄関口!宇奈月温泉
というわけで、宇奈月温泉で1泊しました。
早速、豪華な夕食から舌鼓…
富山県の唯一の温泉街と言えば、黒部峡谷・宇奈月温泉!
そもそもおよそ80年前、大正時代の頃、水力発電の開発ために開かれたのが宇奈月温泉でした。

そこで、宇奈月温泉街の発祥の地でもある老舗の宇奈月グランドホテルにお邪魔しました…。

宇奈月温泉というと、山奥にある温泉というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、実は海から標高もおよそ200メートル30分ほど。山の幸はもちろん、海の幸も絶品!


最初に並んだお膳 奥は黒部牛の陶板焼きステーキ
このあとも揚げ物やら 珍味三種やら いろいろ

ココで『YAJIKITA的、冬の宇奈月温泉、お得な情報B連発!』
一つ目!
無料電車「地鉄でんしゃでゴー」
3月31日まで富山駅から宇奈月温泉まで、無料の電車が運行しています・
富山からゆったり、1時間30分の電車の旅もオススメです。(ちなみに正規運賃 1760円)

二つ目!
宇奈月温泉冬のイベント目白押し!
まず、1月と3月の土曜日に…五穀豊穣と永世の繁栄を祈るために、情緒豊かに、気品高く唄い踊り継がれる八尾町の「おわら」…「雪見のおわら」が見られる!

それ以外の土曜日には…雪上 花火大会!雪の峡谷にこだまする花火はまた、格別。

三つ目!
宇奈月グランドホテルの特別企画!ゆったり30時間プラン!
午前10時より翌午後島4時までゆっくり30時間滞在できてしまう!というプランです。
1泊3食・お一人様――10、000円!

詳しくは こちら 宇奈月グランドホテルのHPからどうぞ
http://www.unaduki.com/

トピックスにあるナチュラリストと歩く黒部峡谷・宇奈月ダム」
は このホテルの支配人さん自らも案内なさっているとか。お奨めです!


「YAJIKITA on the road 」
富山県〜氷見A
2002年12月7日 第10回
富山湾随一の氷見漁港を有し、キトキトな海の幸が最高!これからの季節は寒ブリが美味な!氷見です!


氷見港の朝のセリ
この取材のために…、朝3時30分に起きて頑張って氷見市場に行きました!

お目当ては…、もちろん、日本一美味しいといわれる高級ブランド『氷見の寒ブリ』に会うため。

氷見の海岸沿いを車で走っていると…海越しに立山連峰が屏風のように立つ景観は圧巻の一言!

このような海越しに3000メートル級の山々を望むところはココ氷見海岸一帯と
アンデス山脈を望むチリのバルパライソ市の2箇所しかないという、世界でも希少な景観なのです。

冬の氷見に足を運び、運良く、晴れたら、この絶景が付いてきます。
そして、冷え込んだ朝は“けあらし”という、もやで覆われる海面に朝日が差し込む神秘的な現象も見られるかも。

そんな、自然の神秘に包まれた氷見の朝を満喫しながら、今回の旅はスタートです。

まずは!「氷見市場」


天然のイケス!越中式定置網の発祥地!鮮度・旨さ日本一!と言われるほど、
日本中の料理人が認める富山湾・氷見の魚…。

その魚が水揚げされる氷見の市場に朝早く足を運びました。
冬の季節は、寒ブリはもちろん、ズワイガニ、アオリイカ…などが旬!全てが美味しく、最高とされている訳は…、もちろん、富山湾の恵まれた海流のおかげですが、魚を獲る漁師さん、仲買人、そして、料理をする人…。
この三位一体があってこそ、氷見の魚が日本一と美味しい。

そこで!私は 「氷見の達人」3人を追ってみました。

まずは1人目!魚を獲る人!漁師さん!その漁師さんのリーダー、
四共漁業組合の船頭 さかい かつひろさんに なぜ、氷見のブリは日本一美味しいのか?などを伺いました。 

後ろのポスターが泣かせるぜ♪
* 氷見の魚は日本海の上から…。
* 氷見の漁師は魚を生きたまま獲ってそれをすぐ氷で〆る。魚を仮死状態にして漁港まで持っていく。
* 越中式定置網は、これからの本流になる!


さかいさんのお話に出てきた、定置網漁法…。どんな漁法なんでしょうか?
実は、2002年11月、氷見では世界30カ国以上も参加した『定置網サミット』が開催されたのです。

日本一の美味しいぶり はじめキトキト新鮮な魚を食べられる町、氷見…。なぜ?氷見の魚が美味しいのか?
その訳のひとつに、『定置網』なるキーワードが出てきました。
そこで、氷見市 産業部水産漁業課 萩原宣雄さんに お話を伺いました。


      * 越中式定置網って魚にも地球にも優しいんだあ。
* 「定置網サミット」が世界にこの漁法を広める大きな機会をなるでしょう


氷見市役所に展示されていた藤子不二雄漫画のキャラクター!左は氷見ならではの ひみぼうずくん!

                          

さぁ、そうして三位一体のひとり、良い魚を料理する料理人の方の 登場です!

寒ブリ全て、捨てることなく、おいしく料理してしまう、料理人!
味処割烹 しげはま 一宮健三さんに なんと12品のブリ料理をつくっていただきました。

YAJIKITA on the road のHPで 一宮さんが ブリを料理する思いを熱く語ってくださってます。
動画で是非どうぞ!
http://www.jfn.co.jp/yajikita/top.html


うんちく語りもそこそこに これぞ楽しみ!嬉しいご試食大会〜〜〜!!
まぁ ほんとに幸せな顔!

【味処割烹 しげはま 一宮健三さん】が作ってくださった 氷見ぶり尽くし12品目


・ から揚げ(エラ)      ・塩焼き          ・ にこごり(皮)
・ 味噌合え(胃)    ・ うま煮(肝臓)     ・ 酢の物(腸) 

  
 ・ ブリ大根         ・ アラ炊き            
・ なます             ・ ブリ汁  

 
・ ぶりの しゃぶしゃぶ
左の ぶりの薄切りを しゃぶっしゃぶっと 昆布を泳がせた熱湯で洗うようにして 紅葉おろし入りのポン酢醤油でいただきます
ほっぺた  落ちます。
刺身
う〜〜〜〜ん、やっぱり日本酒が欲しくなる どれも筆舌に尽くしがたい 最高の美味しさ!

徐々に氷見ブリの美味しさの秘密が解き明かされてきました。
三位一体の最後は――良い魚を仕入れる人!仲買人の方獲ってきた魚を仕入れる人!

仲買人の浜井水産の浜井社長に氷見の寒ブリについて、いろいろなお話を伺いしました。
【浜井水産  浜井社長】(浜井さんは市場近くにある『フィシャーマンズワーフ』内にお店がある。)

氷見漁港内にフィシャーマンズワーフ(海鮮館)が新しくオープン!


店舗内には魚屋さんが採れたてを市場直売で販売しているほか、名産の干物やおみやげ物屋さんもあります。


この巨大アカイカの流し目、、、というか目つきが怖い。。。
それにしても でっっっかいイカやなぁ、、、。こんなん海中で出逢ったら めっちゃビビるでぇ。

また、ここ海鮮館では 新鮮な魚をその場で調理したものを食べられる 食堂も充実しています。


フィッシャーマンズワーフ氷見「海鮮館」の 朝定食
イカの刺身、一夜干しの焼き物に、ふぐ、ぶり、ワタリガニなど海の幸のた〜〜っっぷり入った漁師汁が絶品!
ご飯はお代わり自由  これで(たしか、、)1000円!

氷見ぶりの美味しさは、ただ…、海に恵まれていただけではなく それに係わる、皆さんの努力あってこそ。
お一人お一人の 真摯な姿にふれ、日本一美味しい氷見ブリのブランドが確立された秘密を 垣間見させてもらった気がしました。

さぁ この冬も 「富山の寒ブリ」の文字を見たら、迷わず 注文しよおっっっと。

<<おまけ>>>>>>

地元 氷見が本店の 回転寿司チェーンの「きときと寿司」
ここのお寿司は ほんとに新鮮で安くて 富山県民に愛されてます。
ここでも 今は 氷見のぶりが旬!美味しかったよぉぉぉ。

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