音楽自由区。

放送局
JFN系列
内容
音楽自由区とは音楽自由区。 (自由区=JUKE⇒選曲家によるNICEMIX)

ラジオ時間、未明。それは1日の終わりなのか、はじまりなのか。
多様化する暮らしを、時間で区切ることができなくなりつつあります。
眠れる人、眠れぬ人、この時間にラジオをつけようと思ったかたの理由も、
いろいろあると思います。「ただ音楽を聞きたくなったから」・・・
その思いだけに音楽自由区。が存在します。

選曲はジャンル別でなく、感性別。
日替わりで選曲家が登場します。ある日はミュージシャン、
ある日はレコード業界の人、または、JFN各局のラジオマンが選曲家として
登場することもあります。
音楽がデータで、単品で聞かれる時代だからこそ、曲の並べ方に意味があります。
音楽自由区。の選曲は、選曲家の思考と感性と人生経験が曲順に反映されます。
季節毎にかわる、未明の空を想像し、ラジオの前にいる誰かのために作る、
選曲は雄弁にFMラジオの魅力を伝えます。

音楽自由区。ホームページより

放送期間
2010年4月 - 放送中

小川もこの選曲 - 2012.1.5 OA

1/5(木) 選曲の思い (小川もこ)

~今回のテーマ 年の始まりに聴いてみたい曲~

新年が、希望に満ち満ちているように 期待を込めてハッピーを
呼びそうな曲をセレクトします。

そして。私がプライベートで聴く機会の多いジャンルはJAZZ。

思わず身体が横に揺れてしまうスウィング感。
ワクワクする高揚感。
ほっこり安心してしまう 癒される感じ。
なにより、生きてるって幸せだなぁと感じてしまう、人を愛する気持ち。
そのすべてが表現されているJAZZの魅力をそこかしこに感じる曲たちを
中心に今回は選んでみました。

お聴きになっての御感想、お待ちしていますね♪

あらためて
あけましておめでとうございます。

今年こそは いいことばっかり世界に溢れますように。

1/5(木) 朝OA曲 (小川もこ)

4:00 M1. OMENS OF LOVE / THE SQUARE
4:04 M2. Everytime / Bent Fabric & Peter Frodin
4:07 M3. The World is Waiting For The Sunrise / Les Paul & Mary Ford
4:09 M4. A Tisket a Tasket / Take 6 &エラ・フィッツジェラルド
4:12 M5. 明るい表通りで / バンバンバザール
4:16 M6. Come Rain or Come Shine / B.B.King & Eric Clapton
4:21 M7. Girl talk / 村上ゆき
4:25 M8. Perfect / 羊毛とおはな
4:29 M9. Nightbirds / FRIED PRIDE
4:35 M10. Take The”A”Train / Nikki
4:39 M11. HABATAKE! / GANGA ZUMBA
4:44 M12. TOO MUCH IN LOVE / CHRIS WILLIS
4:49 M13. やさしく歌って / Sun Min
4:54 M14.Between The Devil And The Deep Blue Sea / Matt Dennis
4:56 M15. Sunrise / Norah Jones
5:00 M16. ビギン・ザ・ビギン / アンドリュース・シスターズ
5:02 M17. As Time Goes By / Rod Stewart & Queen Latifah
5:06 M18. By Your Side / SADE
5:11 M19. Lover Come Back To Me / Monica Borrfors
5:14 M20. It’s Been a Long,Long Time / June Christy
5:17 M21. アマポーラ / 寺井尚子

小川もこの選曲 - 2012.1.12 OA

1/12(木) 選曲の思い (小川もこ)

~成人の日によせて 大人を感じる曲たち~

1月9日の成人の日を経て、大人となった貴方も大人となって久しい貴方も
そして、大人に憧れている貴方も。

音楽で 大人 を感じてみるって、いかがでしょうか?
いきおい、今回も大人なカテゴリーとしてジャズが中心となっています。

幕開けは、
若き日のクインシー・ジョーンズが発表した「ソウル・ボサノバ」
映画「オースティン・パワーズ」のサントラとして使用され、再び脚光を浴びた曲。あの映画で、大人って そんなに肩ひじ張らなくともいいんだなと妙に力が抜けたかたもいるのでは。
続いては天才ベーシスト、ジャコ・パストリアスの演奏があまりにも有名な曲、「ザ・チキン」。ジャムセッションや吹奏楽でも取り上げられることが多いですね。ジャズクラブに行って、最後のアンコールにこの曲で大盛り上がりという場面に何度も遭遇しました。大人が無邪気に弾けられる曲って感じです。今回はビッグバンドの演奏でどうぞ。
新旧東西のアーティストによるジャズの名曲が続き、
次のパートでは、ブルース&ブルージーな曲のミニ特集です。
「横浜ホンキートンクブルース」は様々なアーティストがカバーしていますが、宇崎竜童さんの歌うこのバージョンは、横浜の小さなバーの雰囲気が漂ってきて最高です。フローズンダイキリやバーボン片手にいかがでしょう。
音楽形式上のブルースといえば本来12小節ですが、そうではなく、ブルー(憂鬱)な気持ちを歌うという意味において、ブルースは大人の音楽ですね、やっぱり。
その後は、ずっとジャズが続きます。
マイルスの「バイバイブラックバード」とエラの歌う「ホワッツ・ゴーイン・オン」は強烈なインパクトを持って迫ってくるんだな。
最後は、新成人への はなむけの曲として中西圭三さんのこのナンバーを。

今回も、バリバリ、小川の好きな曲のみで構成してしまいました。
さて、来週は、ちょっと趣を変えて選んでみるつもりです。
乞うご期待。

1/12(木) 朝OA曲 (小川もこ)

4:00 M1. SOUL BOSSA NOVA / Quincy Jonez&His Orchestra & Roland Kirk
4:02 M2. ザ・チキン / マンハッタン・ジャズ・オーケストラ
4:10 M3. It Don’t Mean A Thing / 土岐麻子
4:14 M4. ス・ワンダフル ~誰も奪えぬこの思い / ANITA O’DAY
4:17 M5. But Not for Me / Chet Baker
4:22 M6. 横浜ホンキートンク・ブルース / 宇崎竜童
4:27 M7. Work Song / Nina Simone
4:30 M8. Un Jour(ある日) / Dany Brillant
4:34 M9. St Louis Blues / Eddie Higgins Trio
4:38 M10. ~Midnight Dejavu~色彩のブルース / EGO-WRAPPIN’
4:43 M11. You’d Be So Nice To Come Home To / Helen Merrill
4:49 M12. Days of Wine And Roses / Oscar Peterson
4:52 M13. StarDust / ドリス・デイ
4:55 M14. Bewitched, Bewitched, Bewitched / Art Pepper
5:00 M15. Bye Bye Blackbird / Miles Davis
5:08 M16. What’s Going On/ Ella Fitzgerald &the Count Basie Orchestra with Tommy Flanagan Trio
5:12 M17. Johnny G is Back / Johnny Guitar Watson
5:15 M18.君は君の誇り / 中西圭三

小川もこの選曲 - 2012.1.19 OA

1/19(木) 選曲の思い (小川もこ)

~今回のテーマ 音楽でめぐる旅~

音楽は、様々な場所へ 心をいざなってくれます。
今回は、音楽で巡る旅 と題して日本国内、
さらには海外の国名や地名が織り込まれた曲をセレクト。

わかりやす?い♪

東京を出発して、南米から北米へ さらに中近東、ヨーロッパ、アフリカを経て中国へ。
そして日本へ戻ってきます。

最後の曲は、私のふるさとでもある宮城県の地名が並びます。
そう、2011.3.11東日本を襲った大震災による大津波で大きな被害を受けた地です。
被災地への復興支援の思いを込めてつくられた曲で、不肖 小川もコーラスで参加しています。
動画サイトでは、被災地の人々の笑顔と共に、ふるさとの光景が映し出されて、
何度眺めても涙が出てしまいます。
今年も たくさんの皆様のお力を借りて、そして地元のみんなの愛とパワーで一日も
早い復興へ向けて がんぱっぺし東北。

心遊ばせる音楽の旅から、その地を愛する心、応援する気持ちへと繋がっていく90分間。
今週も 楽しんでいただければ幸いです。

1/19(木) 朝OA曲 (小川もこ)

4:00 M1. Toquio / GANGA ZUMBA
4:05 M2. Aquarela do Brasil / Caetano Veloso,Gilberto Gill & Joao Gilberto
4:12 M3. Moonlight in Vermont / Ella Fitzgerald & Louis Armstrong
4:15 M4. Englishman in New York / 山崎まさよし
4:21 M5. エアーメイル / 水越けいこ
4:26 M6. Sous le ciel de Paris パリの空の下 / パトリック・ヌュジエ
4:29 M7. Norwegian Wood(This Bird Has Flown) / The Beatles
4:31 M8. Coimbra / アマリア・ロドリゲス
4:34 M9.ギリシャにいるジョルジナへ / ミッシェル・ポルナレフ
4:37 M10.帰れソレントへ / ビゼオ・サンジュスト・カルテット
4:42 M11.スペイン(アイ・キャン・リコール) / マンハッタン・トランスファー
4:50 M12. Super Safari / Native Son
4:57 M13. A Night in Tunisia / チャーリー・パーカー
5:00 M14. フレディもしくは三教街 ~ロシア租界にて ~ / さだまさし&グレープ
5:07 M15. 蘇州夜曲 / 姜 小青
5:09 M16. Tokyo / 井上陽水
5:12 M17. 虹を架けよう / Bikkis

小川もこの選曲 - 2012.1.26 OA

1/26(木) 選曲の思い (小川もこ)

~ 今回のテーマ 心を自由に遊ばせて~

四週分の選曲、大変だけど楽しかったです。
好きで日頃よく聴いている音楽を多くの皆さんに聴いていただけるだなんて。
冥利につきます。

小川もこの音楽自由区。の最後は、私の心の琴線に触れた
曲たちをランダムにお届けします。

心が揺れる。身も心もリズムとメロディーと音色に委ねてしまう。
気持ちにジャストフィットした曲は、なんとも心地良い。
そんな曲たちを今回も選んでみましたが、全19曲の中から、
いくつかの歌に 思いを書いてみます。

M2.越智順子「Side By Side」
越智順子は日本のジャズボーカリストの中で、最も敬愛する一人の歌手でした。
残念ながら数年前に若くして他界しましたが、彼女のLIVEは、
温かいぬくもりと崇高な僧侶の御講話を聴かせてもらっているような
有り難い幸福感を いつもいつも感じさせてくれていました。
そんなオチジュンの魅力を少しでも。遺作となったLIVE盤から、この曲をお届けします。
ほら、どんな困難な出来事に出逢っても、あなたのそばに 相棒が居れば、
きっと乗り切っていけるはず。と歌っているこの歌は、天国に逝ってしまった
あなたの大切な人がすぐ隣りに居てくれる気分にもさせてくれます。

M7.akiko「タイム」
ここ数年来、私は「語り」に取り組んでいます。
いわゆる朗読や一人芝居とも違うそれは、文学作品を 自分なりの表現で
聴いてもらおうというもの。
ジャズの世界でもそれを体現しているakikoというヴォーカリストがいます。
彼女のベスト盤から クラシックの曲に乗せて自作詩をポエトリーリーディング
しているものを聴いてもらいます。タイム 時とは…?
誰にとっても 命題ですね。

M11.シカゴ「Questions 67 & 68」
何を隠そう、私が自分のお小遣いで 1972年頃 初めて買ったレコードが これです。
この曲が発表されたのは1969年7月。タイトルの意味も内容も当時は
よくわからなかったけれど、ベトナム戦争へのアンチテーゼが歌われていると
後から知って納得。
子どもだった私には、カッコいい、どこかせつない、心に染みいってくる曲でした。
EP盤、たしか470円。
あなたにとって「初めて買ったレコード(CD)」は 何ですか?

M14.スターダスト・レビュー「BEATに愛を込めて」
スタレビは、小川の担当していた番組「ヒルサイド・アヴェニュー」に
ヴォーカルの根本 要さんがゲストに入っていただいた94年以来、ぞっこんファンとなって現在に至ります。
この曲は96~97年のツアーのオープニングだったような。彼らの産み出す音楽の、
ジャズィーなところにも惹かれた私は、曲の中の4ビートに痺れました♪今もなお変わらず、
素晴らしい世界を表現している彼ら、ぜひ、LIVEを観て聴いて感じて欲しいバンドです。

M14.中島みゆき「海よ」
今、私がラジオで喋るという職業に就いている原点は 大学時代に遡ります。
当時、放送研究会の自主制作番組で中島みゆきさんの曲のみで綴るDJ番組を
1年生の私のために 先輩たちが作ってくれました。その中で流れた一曲。
今の、心に楔を打ち込むような みゆきさんの歌唱も大好きですが、この透明感あふれる、
酒を醸す銘水のような歌声も忘れられません。海は昨年、私の故郷に甚大な被害を
与えましたが、母なる存在である海。ふるさとに美しい海があり続けることを祈って。

一曲、一曲、心をこめて選んだので、全ての曲にコメントをつけたいのですが、
それも なかなか…。
またいつか。こんな楽しい機会がありますように。
そして、小川のイントロデュースするトークと共にこれらの曲をあなたの元へ
届ける機会こそ きっときっと ありますように。。。

またね!

1/26(木) 朝OA曲 (小川もこ)

4:00 M1. Moon Over Bourbon Street /Winterplay
4:03 M2.My Old Flame / Billie Holiday
4:07 M3. Side By Side / 越智順子
4:10 M4. 第三の男 / 吉川忠英
4:15 M5. My One And Only Love / John Coltrane & Johnny Hartman
4:21 M6. Smoke Gets in Your Eyes / Chris Botti
4:25 M7. タイム / akiko
4:29 M8. Love the Way You Lie / Eminem feat. Rihanna
4:34 M9 Fontana di Trevi / The MOST
4:39 M10. All By Myself / Eric Carmen
4:44 M11. Questions 67 & 68 / Chicago
4:49 M12. クアンド・クアンド・クアンド / noon
4:54 M13. Silver Rain / Marcus Miller fet. Eric Clapton
5:00 M14. Beatに愛を込めて / スターダスト・レビュー
5:04 M15. I’ve Got You Under My Skin / Frank Sinatra & Bono
5:08 M16. Lost in Love / Air Supply
5:12 M17. 海よ / 中島みゆき
5:14 M18. 異邦人 / タマル
5:17 M19. Bein’Green / Take6